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2011年9月24日 (土)

恋愛小説月間

恋愛小説月間

今月は恋愛小説を読んでみようと計画。まず、以前投げ出してしまった、イタリア人作家モラヴィアの『倦怠』から読み始め、今朝チェコの作家ミラン・クンデラの『存在の耐えられない軽さ』を読了しました。チェコの歴史を少しでもかじってからでないと、わかりずらいかもしれません。プラハの春について、わたしにとっては関心事であったので、単なる歴史という観点でなく、民衆の目線という点からこの小説は興味深いものでした。また、サビナという画家の女性の言葉として語られる、存在の耐えられない軽さ、という意味合い、そして彼女の考え、正義と思われるデモやプロパガンダにも隠された事があること。革命が起きるような複雑なシチュエーションの中でのことなので、いま私がこう書いてもかなりわかりずらいとは思いますが、この小説の根幹をなしているものだといえるのではないかと私は思いました。1998年の文庫化時点の解説ではパリに亡命せざるえなかった著者のこの作品はペレストロイカから9年後の1998年には本国チェコではまだ出版されていないとのことでした。なんだか溝は深く感じます。

秋は読書が進みますね。今月は単に恋愛小説といっても、深いテーマのものが多いです。 このあと読むものは決まっていて南アフリカ出身のクッツェーの『恥辱』とテネシー・ウィリアムズ『ガラスの動物園』を読む予定です。

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