« 2012年12月 | トップページ | 2013年2月 »

2013年1月25日 (金)

ダン・キホーテ

金曜の夜はホッとする。眠かったのに眠気が覚めた。

ビールが切れてしまったので、一人じゃワインはやめて、こういう寒い日には焼酎のお湯わりをちびちび飲む。

そして、ここ最近読んだ壇一雄の『火宅の人』と壇の妻ヨソ子さんが口述した内容を書いた、沢木耕太郎の『壇』について考えたりする。こういうのは至福の時間だ。この二つを読むとよりリアルに壇一雄という人に迫れる気がする。

偶然にも私の亡き祖母と全く同じ、明治45年の2月に生まれた作家壇一雄にこんなに心酔するとは、この本を読み始めたときには全く想像しなかった。

この小説は自伝的と言われていて、思わず壇自身とこの小説の主人公桂と重ねて読んでしまう。

その小説の冒頭は昭和29年からの3年間に落石事故や次男の日本脳炎の発病とともに"恵子ト事ヲ起コス"とあり、凶事が重なったとある。

妻は5人の子供たちと石神井で家を守り、壇は恵子といくつかの家を移りながら暮らし、ときどき家に帰り、長旅に出たりする。

自分で煮炊きをするのが好きで食材を買い出しにいく様子や料理を人に振る舞ったり、そんな姿はイキイキというかウキウキとしている感じが伝わってくる。

恵子との関係も時間がたち、徐々に変化していく、その間に日本や海外の旅があり、読者を飽きさせずに進んでいく。そして、最後まで読むとジワッと胸に来るものがあるのだった。そして、壇という人物を見直したりする。

なんと言っても、豪快にして繊細なところがあり、細やかな優しさがある人なのだ。さらに食べ物を美味しく食べるというセンスがある人なのだ。(意外と美味しいものに感覚が鋭いタイプと鈍いタイプがいると思う)特に男性で美味しく食べるセンスがあって、美味しいものを見つける感が鋭いという人は魅力的な人が多いと勝手に私は思っていたりする。

『火宅の人』を読んで、作家はこうであってほしいなーなどと思ったりする。このぐらい豪快で、放蕩で、女好き(人のぬくもり好きか)、食い道楽、金に頓着しない。人間味溢れていて、人懐っこさがあって、憎めないところもある。そして、壇の作家として生きた昭和っていいなと思う。

心酔しました、ダン・キホーテ。

Dan_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月 1日 (火)

あけましておめでとうございます。

皆様、あけましておめでとうございます。

気持ちよく、新年は迎えられましたでしょうか?
ちょっと食べすぎの私ではありますが、天気も良く、おかげさまで麗らかな新年を迎えられました。
さて話は変わりますが、11月にwindows8が発売され、既存のOSからのアップグレードは3,300円ということで、パソコンは詳しくない私ですが悪名高きとも言われているvistaなのでやってみようかなとは思っていましたが、またソフトを入れ替えたりが面倒なので、年賀状が終わるまではやめておこうと思っていたのでした。
しかし、TSUTAYA TVでビデオレンタル店に行かずに自宅のパソコンへの配信で見られるシステムがどうしても利用したくて、思い切ってアップグレードしました。というのもHuluも気に入って入ったのですが、海外ドラマはもともと古いものが多めなこともあり、すでにほとんど見てしまって、もうやめてしまっていて、混んでいるレンタルビデオ店に行くのもいやだしというのがありました。

それにしても、なんとも便利なシステム。discasも利用していましたが、断然こちらのほうが便利です。時代の進歩を感じますー。
Minuit_a_parisそして、このお正月休みは前から見たかったウッディ・アレンの『ミッドナイト・イン・パリ』を見ました。
すごく、良かったです!!初めから、素敵なパリの風景と音楽もいい、ウッディ・アレンも大好き。もちろん、エンディングもいい。
このストーリーで主人公ギルがタイムトリップする1920年代に出てくる人たちも、もともと大好きな私。フィッツジェラルドもヘミングウェイも、コール・ポーターも大好き。
そんな私にはたまらない映画です。コメディですが、見終わった後になんだかじわっときます。音楽も私好みで、クラシカルながら小粋。コール・ポーターですから。

なんで、もっと早く見なかったんでしょう。
新年早々、私にとっては心がスーッとする映画でした。

今年も直観第一主義で、気ままに書かせていただきます。どうぞ、宜しくお願いいたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年12月 | トップページ | 2013年2月 »